抄録
JPEGステガノグラフィに対する攻撃としてステガナリシスがあるが,多くの研究では埋め込み法や埋め込み率を既知としており,現実的とは言い難い.そこで現実的なステガナリシスとして,埋め込み法や埋め込み率を未知とした場合の検討を行った.JPEGステガノグラフィの手法としてJsteg, F5, QIMの3手法を用いて,各手法で埋め込み法や埋め込み率を変化させて埋め込みを行った.ステガナリシスの手法として,キャリブレーションと呼ばれる手法を用いて画像から特徴量を得た後,サポートベクターマシン(SVM)を用いて識別を行った.検討の結果,異なる埋め込み法や埋め込み率を用いて識別器を作成する方法が有効であることが分かった.