電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-2A-09
会議情報

モルフォロジカルパタンスペクトルを用いた母音のフォルマント解析
清田 晃司山口 朋成藤尾 光彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

音声信号のフォルマント周波数を抽出することで母音は識別することができ、音声合成の特徴量としても使うことができる。一般に、フォルマント周波数の抽出する方法として線形予測法やケプストラム分析法が用いられるが、フーリエ解析では高調波の周波数成分が出現し、識別を行う上で誤認識を引き起こす。非線形信号処理の一つとして、モルフォロジカルフィルタがあり、特徴抽出手法の一つに、パタンスペクトルがある。これは線形手法におけるフーリエ変換のパワースペクトルに相当している。本論文では、非線形手法であるモルフォロジカルパタンスペクトルを用いて母音のフォルマント成分の抽出を行い、従来法と比較し検討した結果を報告する。

著者関連情報
© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top