抄録
現在、佐賀大学では公開端末や情報コンセント、無線LANからのインターネット利用に対する利用者の認証・記録を行うOpengateの開発が行われている。OpengateはGUIとしてWebブラウザを利用しているため、Webブラウザ機能のない端末への未対応などの課題が存在する。この課題を解決するため、昨年MACアドレスを用いて認証を行う補助認証システムが提案、試作された。本研究では、補助認証システムを大規模ネットワーク環境下で運用可能とすることを目標とする。それに向け、パケットキャプチャ方式による処理の高速化や、利用者ログ出力機能の追加などによる補助認証システムの改良を行った。