主催: 電気関係学会九州支部連合大会委員会
Quantum-inspired Evolutionary Algorithm(QEA)およびQEA based on Pair Swap(QEAPS)は,量子ビットを模倣した表現を遺伝子に用い,ユニタリ変換で進化を繰返す,確率振幅的な組合せ探索アルゴリズムである.両アルゴリズムは,従来の遺伝的アルゴリズムと比較して,より少ない個体で,より短時間で解を発見できることが,0-1ナップザック問題を対象とした実験で確認されている.しかしながら,これらの遺伝子表現ではバイナリ型の遺伝子のみしか扱うことができない点に課題が残る.そこで本研究では,量子ビット表現を用いて整数型の遺伝子表現を可能とする表現法を提案し,整数ナップザック問題を対象とした計算機実験を通して評価する.