抄録
電気エネルギー発生分野において、自然エネルギーの有効利用や環境負荷の小さな発電システムの積極的な導入が望まれており、エネルギーの分散化による送電ロスの低減や,農業用水路の落差の利用など,わが国の地形や気候条件に適した小規模発電システムの技術開発が重要視されている。本研究では、近年技術の進歩が目立つ風力発電や、緩やかな流れの河川でも発電できるようなマイクロ水力発電に注目し、高出力ダイレクトドライブ永久磁石発電機の開発を目的としている。本論文では、このような発電機を開発するための、小型化、高出力化に関するモデルの検討を示した。