抄録
本研究室では、新しい在宅勤務の形態を提案することを企図して、インターネット経由で操縦可能な移動ロボットを開発している。インターネットを用いて遠隔地の機器を制御する場合には、不規則な通信遅延時間の変動が、しばしば機器の操作性を損なうという問題が発生する。しかし、インターネットの特性を考えると、技術的な対策を講じても改善が不可能な領域が存在することは明らかである。そこで、我々は、通信遅延時間を操縦者にフィードバックすることで認知支援を行い、結果として操作性を向上させるいくつかの手法を試みている。本発表では、通信遅延時間に比例する力を操縦桿にフィードバックする試作機の効果について報告する。