抄録
近年、無線通信機器の集積化に伴いプロセスの微細化が進み、回路の低電圧動作化が求められている。しかし、プロセスの微細化と回路の低消費電力化に伴い、回路のアナログ領域の減少とディジタル領域の増大により、アナログ回路を制御することがますます難しくなってきている。
本研究では、CMOSプロセスを用いて、キャパシタのスイッチングをディジタル制御した、DCO(Digitally Controlled Oscillator)の開発及びその広帯域化を行った。マルチバンド動作に対応するため、low band(3.5~4.5GHz帯)と high band(5.0~6.0GHz帯)の2つの周波数帯域で動作させることを目標とした。