抄録
ZnOは約3.37eVのワイドバンドギャップを持つ高効率な紫外発光材料の一つである。このZnOに関して、良好な光学特性を有するマイクロ球状粒子が実現すればマイクロキャビティによるレーザー発振が期待できる。本研究では大気中でZnO焼結体をレーザーアブレーションする手法によりマイクロ球状粒子を作製した。作製したマイクロ球状粒子をNd:YAGレーザーの第3高調波で励起することで波長400nm帯域におけるレーザー発振を確認した.現在はマイクロ球状粒子のサイズと発振モードの関連性について調査している。