抄録
近年、音声処理技術の高性能化に伴い計算量が増加しているため、ソフトウェアでの実時間処理は困難となっている。そこで、ハードウェアを用いることを前提として音声処理手法の見直しと、計算の効率化を目指している。
本研究では、FPGAを用いてハードウェア上での処理に適した音声処理手法について検討を行っている。現状ではFPGAボードに搭載されているオーディオコーデックを用いてA/D変換を行い、フーリエ変換および音声処理を行うことでFPGAを用いた音声処理の実現を目指している。
本発表ではオーディオコーデックを用いたFPGA上での音声データの取り扱い方法について述べる。