抄録
磁性を持つ材料の磁気特性は、様々な要因によって変化することは知られている。材料の転位や結晶粒径のように内部のミクロ的なものから、温度、外部からの応力などのように外部のマクロ的な影響までその要因はスケールを問わず様々である。そこで、磁性を持つ材料の磁気特性変化を測定することでその材料の劣化・損傷状態を定量的に評価できないかという検討が近年行われている。限りある資源を有効に活用するために、劣化・損傷状態をモニタリングすることが近い将来必要不可欠になると考えられる。本文では、プレス材の変形度合による磁束密度の変化について、電気的手法を用いて非破壊評価することを目的としプレス材の測定と検証を行った。