抄録
「人の動き」の支援により商業や観光を盛んすることで地域に経済的な効用をもたらすには地域ITS利活用基盤の構築が必要である。この構築には従来相互接続が困難であった複数の公共交通機関などが持つITS情報、および商業や観光などの地域内の様々な事業者が持つ情報を統合方法とそれを有効的に利活用するためのビッグデータとしてのプローブデータ収集の技術・手法が必要であり、今回この収集技術・手法について実証実験を行った。 実証実験としては、リファレンス・アプリを作成し、携帯電話網や公共無線LAN環境などを利用した実証実験方法を報告する。これにより、問題点、スループットの確認、および効果の確認を行い、その効果を検証し「人の動き」の支援についての課題を抽出する。