抄録
近年、多くの電化製品に搭載されている組込みシステムにおいて求められる開発効率の向上のため、開発言語によるアプローチとしてRubyに着目した。組込み向け最適・軽量化言語である軽量Ruby(mruby)は2012年4月に公開された新しい言語で日々進歩し続け、適応事例が創られている。本研究ではmrubyによるJava環境へのアプローチを提案している。ツールなどを用いたアプローチ方法もあるが、本研究ではmrubyの実行部分であるVMをJavaによって実装することでJava環境への親和性の向上を見込んでいる。