抄録
インターネットの急速な普及と発展により,電子メールをはじめとするネットワークを介したコミュニケーションは不可欠になっている.これに伴い,spamが大きな社会問題となっている. 本研究では,大分大学宛のメール送信サーバの分布を単位時間毎に視覚化することで,spam数の変化を調査する.視覚化にはヒルベルト空間曲線を用い,類似したIPアドレスを空間的に近い順に配置し,メール数を色で表現する. spam対策ごとに検知したMTAのIPアドレスをヒルベルト空間曲線を用いて視覚化することにより,spam送信者の特徴を明らかにする.