主催: 電気関係学会九州支部連合会
会議名: 平成25年度 電気関係学会九州支部連合大会
回次: 66
開催地: 熊本大学
開催日: 2013/09/24 - 2013/09/25
デジタル上における著作物は、保存や複製が容易というその特徴から、違法コピーが大量に作られてきた。これを防ぐために用いられるのがDRMである。コンテンツ提供者が正規購入者を判別するための認証サーバを導入し、コンテンツを一元管理するという手法が多く用いられてきたが、そのサーバにアクセスが集中してしまうことや、サーバが故障してしまうとコンテンツ自体を使えなくなるという問題が存在した。本論文ではP2Pをベースとした暗号のみに安全性を依存しているBitcoinに注目し、このシステムを利用してDRMに用いることを考える。この手法では認証のためのサーバが必要なく、誰でもが認証可能という利点が存在する。