電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
セッションID: 10-2A-04
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Bitcoinプロトコルを用いた著作権保護方式の提案
*北原 基貴櫻井 幸一
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抄録

デジタル上における著作物は、保存や複製が容易というその特徴から、違法コピーが大量に作られてきた。これを防ぐために用いられるのがDRMである。コンテンツ提供者が正規購入者を判別するための認証サーバを導入し、コンテンツを一元管理するという手法が多く用いられてきたが、そのサーバにアクセスが集中してしまうことや、サーバが故障してしまうとコンテンツ自体を使えなくなるという問題が存在した。本論文ではP2Pをベースとした暗号のみに安全性を依存しているBitcoinに注目し、このシステムを利用してDRMに用いることを考える。この手法では認証のためのサーバが必要なく、誰でもが認証可能という利点が存在する。

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© 2013 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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