抄録
筆者らはSF6ガス中部分放電現象や絶縁破壊メカニズムを光学的観点から測定し検討している。現在はその計測技術を応用して航空機の雷撃試験にも適用している。光計測機器は電磁ノイズ対策として光ファイバーとシールドボックスを使用して発光強度波形を観測している。しかし、ファイバー材料毎の測定強度特性の相違を理解しておく必要がある。そこで本論文では、石英、ガラス、プラスチック製の3種類の光ファイバーを用いて大気中における部分放電の発光計測を行い、ファイバー材料の相違による発光強度特性の相違を明らかにした。