抄録
佐賀大学では、利用者端末や公開端末からのネットワーク利用を認証・記録するOpengate と呼ばれるネットワーク利用者認証システムを開発・公開し、学内において運用を行ってきた。Opengateは、HTTP Keep-Aliveと遅延応答によってコネクションを維持し、このコネクションを用いて端末の利用を監視している。近年、HTTPよりリアルタイム性が 高く、コネクションの維持も容易なWebSocketと呼ばれる技術が注目されている。WebSocketはリアルタイム性の高い通信を実現 するため、従来の手法よりもより監視目的に向いていると考えられる。そこで、本研究ではWebSocketによる利用者の監視を行う新たな ネットワーク利用者認証システムの開発を行った。