抄録
近年,ネットワーク不正侵入に対して、多くの研究者は様々な検知技術を提案した.その中で,挙動に基づく検知手法がある.この手法は学習データから通常モードを抽出することにより,未知な攻撃を検知することが可能であるという利点がある.そこで,学習アルゴリズムが重要な役割を担っている。 既存研究はパラメータある学習アルゴリズムを提案した,しかしながら,そのパラメータの決め方が難しいという問題点がある.本研究では,初めてパラメータなしの学習アルゴリズムを提案し,異常検知の自動化を実現できた.実験により,本提案の学習アルゴリズムを利用すれば,異常検知に適用できるという結果が得られた.