抄録
目的とする電子回路設計をするには,利得やスルーレートなどの出力値を考慮しつつ,N-MOSやP-MOSなどの素子のゲート長およびゲート幅を決定する必要がある.しかし,出力値にはトレードオフの関係があるためすべての出力値が満足のいく結果となるには,何度も試行を繰り返す必要がある.このような問題を解決するために,NSGA-IIを用いて素子のゲート長およびゲート幅を自動的に設定する.これまでの研究では近似式を用いて評価してきたが,誤差により実現不可能な回路を設計する場合があった.そこで本研究ではシミュレータを用いて評価を行う電子回路自動設計システムを構築する.