抄録
本論文では、並行性が高く分散環境に適した進化アルゴリズムを考える。このアルゴリズムでは、各個体が独立して自身を中心とする小グループを形成し、その限定的な解空間内で進化計算による解探索を行う。選択淘汰にはトーナメント選択を用いており、局所的なエリート保存機能を備える。交叉ではペアをトーナメント上位の個体のみから選択することで、局所探索性能を向上させている。また、従来と同様に突然変異も行うことにより、局所解に陥ることを回避している。以上のようなプロセスにより、多点探索の並行性を生かしつつ協調的な進化を行っており、性能を維持しつつ分散環境に適応させている。