電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2A-01
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昇降法ステップ幅が及ぼす平均値及び標準偏差の推定値不確かさの検討
*花井 正広高村 紀充
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抄録

昇降法のステップ幅が平均値,標準偏差に及ぼす影響の詳細な検討はされていない。そこで、今回,モンテカルロシミュレーションを使用して電圧印加のスッテプ幅と媒体の平均破壊電圧と標準偏差の関係について詳細に解析した。50回印加の昇降法の試験を1シリーズとし,破壊の平均値および標準偏差を求めた。そして,10,000シリーズの計算を行い,その平均値及び標準偏差の平均及び標準偏差を計算した。10,000シリーズの破壊電圧の平均値は,絶縁媒体の破壊の分散や印加電圧ステップ幅には影響されず,元の値を再現する。一方,電圧印加のスッテプ幅が絶縁媒体のばらつきに近いと,推定されるばらつきは元の値に近いことが分かった。

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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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