主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 68
開催地: 福岡大学
開催日: 2015/09/26 - 2015/09/27
SF6ガスは、優れた絶縁性能を持ち、ガス絶縁開閉装置(GIS)などの電力機器に用いられている。しかし、SF6ガスは地球温暖化係数がCO2の23900倍と高く、SF6ガスに代わる代替ガスの研究が行われている。本報告では、パルスYAGレーザを用いて、N2ガスにCO2(0~100%)を混合した大気圧のガス中での電子スウォーム実験を行った。この時、電子スウォームの発生は、放電ギャップ中にレーザ照射した弱電離プラズマで発生させ、電子の平均ドリフト速度と実効電離係数を計測した。その結果、換算電界の約15~27[V/cm・Torr]の範囲で付着作用がみられ、CO2混合率が上昇するに伴い、付着係数が増加することが確認された。