主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 68
開催地: 福岡大学
開催日: 2015/09/26 - 2015/09/27
電力自由化や太陽光発電設備の系統への導入増加, 電気自動車導入やオール電化に伴う需要増から電力系統はこれまでより厳しい条件下におかれることになる. すなわち送電線の効率的な利用が要求されるため,多くの電力系統が電圧安定限界近傍での運用を余儀なくされる.結果として送電系統の電圧安定度が低下することになる.著者らは, これまで送電線の有効・無効電力を考慮した電圧安定限界指標を提案した. そこで今回は, 電圧安定度に応じて送電線の有効・無効電力情報を用いて電力系統の電圧安定度を改善する手法を提案する. 負荷変電所へ設置したシャントキャパシタを適切に制御することにより, 系統の電圧安定度が改善できることをシミュレーションで示す.