主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 68
開催地: 福岡大学
開催日: 2015/09/26 - 2015/09/27
ランダムレーザーは特定の共振器を持たないレーザーであるため、その発光特性は散乱体の構造や、励起光の照射方法によって変化する。我々はこれまで、増幅媒質中に散乱体のない領域を複数個設けたランダムレーザーを泡構造ランダムレーザーと名付け、その共鳴型発光特性を調べてきた。その結果、通常の一様構造よりもスペクトルピークが上昇することを見いだした。本研究では、もう一つの発光型である非共鳴型発光に対し、泡構造が発光特性に与える影響を調査した。実験の結果、励起光パターンを変えることで共鳴・非共鳴型発光を選択的に取り出せること、発光スペクトル幅やピーク強度は散乱体分布の不規則性に依存することが明らかとなった。