抄録
本論文では、太陽光パネルを設置する際に設置面の角度と方角によって受ける日射量の変化の度合いを評価するためにGIS (Geographic Information System)を使用して計算を行うことを目的とする。具体的には、GISを使用し、8方位(東、西、南、北、南東、北東、南西、北西)と、0°~85°の間で5°間隔の角度をそれぞれ変化させた仮想面を作成し、GISのArcMapと呼ばれる機能を用いて太陽軌道と仮想面が受ける日射量の計算を行い、福岡県北九州市内を対象に、太陽光パネルを設置した場合に、期待される多くの日射量が得られる土地の評価を行った結果について述べる。