電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 13-2P-07
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2元線型ブロック符号に対する逐次型最小距離探索復号法について
*得重 仁麻谷 淳
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抄録

2元線型ブロック符号に対する逐次型最小距離探索(IMDS)復号法が提案されている.この復号法では,第1ステージで,受信硬判定系列に対して限界距離復号と順序統計量に基づく復号を行い,第2ステージで,第1ステージで得られた符号語を最初の最小距離探索復号(MDS)の入力とし,その復号語を次のMDSの入力として逐次受け渡す復号が行われている.MDSの入力は符号語である必要があり,第1ステージでの符号語の生成が必要不可欠であり,その為の復号複雑度は小さくない.そこで,本発表では,第1ステージで復号複雑度の非常に小さい限界距離復号を複数回繰り返すIMDS復号法の提案を行う.また,IMDS復号法を複数回繰り返す逐次型IMDS復号法の提案も行い,計算機模擬により有効性を示す.

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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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