電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
セッションID: 12-2A-03
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太陽光発電の導入を想定した高圧配電線路の力率改善用コンデンサと線路電圧に関する研究
*比江島 大輝甲斐 貴広林 則行
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抄録
 太陽光発電などで発電した余剰電力は配電系統へ逆潮流することで売電することができる.しかし近年,配電系統の電圧上昇によって逆潮流が困難になり,余剰電力を売電することができないという問題が発生している.この原因の1つに,受電家が負荷の力率改善を目的に設置している進相コンデンサが系統電圧を上昇させる現象が挙げられる. 本稿では,太陽光発電が大量に導入された高圧配電線路を模擬した配電系統図を,シミュレーション解析プログラムを用いて解析を行った.そして,力率改善用コンデンサと逆潮流による電圧上昇の実態把握と切り離しによる電圧低減降下の高い進相コンデンサの特定を行ったので報告する.
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© 2016 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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