抄録
素材の切削などに優れた超音波スピンドルを駆動させるにあたって,磨耗やメンテナンスの手間を減らせる技術としてロータリートランスを使っている.さらにトランスの効率と電圧伝達率を上げるために漏れインダクタンス,励磁インダクタンス成分をLC共振で相殺させる.共振には様々な方式があるが,超音波スピンドルの構造を考慮してインダクタンス成分を1次側に全部移して共振させたSP/-方式について研究してきた.しかし既存の回路の改善の余地やスピンドルの目的によって構造を変える必要がある場合のため,1次側に励磁,2次側に漏れインダクタンスがあるP/S方式を検討し,SP/-方式との比較を行った.