抄録
本稿はマルチディスプレイ環境におけるマウスポインティング手法としてデュアルカーソルを提案し比較実験を行う。デュアルカーソルとは、同期して動作するマウスカーソルを各ディスプレイに配置するコピーカーソルである。本実験では、本手法と従来のマウスカーソル、航空路カーソルを実装しデュアルディスプレイ環境においてポインティング性能を比較する。被験者はランダムに表示されるターゲットをクリックする動作を各システムで50回繰り返す。その結果、総クリック数とミスクリック数、所要時間において従来のマウスカーソルが最も良く、次にデュアルカーソル、航空路カーソルとなった。原因として本手法の動作反応速度の遅さが考えられる。