抄録
我々は「低温排熱を用いたデシカント空調システムを利用し、温室内の温度と相対湿度を制御し、温室内で育てられる農作物が病気になりにくい環境を整える」という研究を行っている。近年、農作物が病気になりにくい環境を整えるだけではなく、新鮮さを長持ちさせることが求められている。農作物の貯蔵条件として温度と相対湿度が重要であり、貯蔵相対湿度は90%以上を保たなければならない。そこで今回は、断熱を施した空気室の中にヒドロゲルを置いて10数時間放置した場合、目標とする相対湿度90%以上に保つことができるのか、また、ヒドロゲルがどの程度水分を放出するのか調査したので報告する。