主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
形式概念解析とは、データ分析手法のことであり、結果として概念束を生成する。モルフォロジーとは、非線形解析手法のことであり、束への一般化が可能である。よって、形式概念解析とモルフォロジーは束において繋がりがあるといえる。モルフォロジーの演算には、基本となる2つの演算にdilationとerosionがあり、これらを組み合わせることでopeningやclosingなどといった種々の演算が構成できる。2項関係によるモルフォロジーという理論を応用することで、概念束におけるモルフォロジー演算の定義が可能ではないかと考えた。そこで、まずは概念束におけるdilationとerosionの定義から試みる。