主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
長方形誘電体基板上にコプレーナ線路で形成した逆L素子2個を配置したMIMOアンテナの基礎検討として, 誘電体を用いずに真空中に銅板を配置したモデルについて数値解析を行っている. デュアルバンドにするために, 逆Lアンテナの上部にループ状の寄生素子を配置した. アンテナの大きさを51 mm×48 mm, アンテナ間の距離を35mmとするとき, Wi-Fi で使用されている2.4 GHz~2.497 GHz, 5.15GHz~5.35GHzでS11特性は-10 dB以下となった.S21特性は-20dB以下, 相関係数は0.005以下となった.指向性利得は, 2.4GHz帯で3.98~4.23dBi, 5GHz帯で6.76~8.48dBiを得た. 数値解析には, モーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを使用した.