抄録
筆者らは大規模言語資源としての地方議会会議録に着目し,コーパスの構築,およびそれを活用した地方議会会議録横断検索可視化システム「ぎ~みる」を開発・公開している.本稿では「ぎ~みる」に新たに実装したXAI技術による特徴可視化の概要と,可視化結果の観察・考察を経た計量的な日本語研究への貢献にむけた展望について述べる.可視化結果からは,地名や議員名などが多くハイライトされた一方で,地域を特徴づけるそれら以外の表現も少なからず見受けられ,人間が目視で確認するだけでは捉えられない特徴を発見できる可能性が示唆された.