主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
現代の農業では,作物を植える前に土壌消毒を行うことが一般的である.主流となっている方法は農薬を用いた土壌消毒であるが,近年では農薬の過剰使用による環境汚染が問題となっているため,代替としてオゾンを用いた土壌消毒が期待されている.昨年度は小規模な土壌のオゾン処理実験を行い,植物の生育に必要な土壌栄養素NO3-N,NH4-Nの増加と,二十日大根などの植物ではオゾン処理を施した土壌で育てた方が比較的よく成長することを確認した.本実験では,実際の農場と同じような広大な土地でオゾン処理を行える移動式オゾン噴霧装置の開発,オゾン処理を施した土壌での植栽実験,画像処理を用いた植物の生育観察を行った.