主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
低温で発生できる大気圧プラズマを医療分野へと応用するプラズマ医療が盛んに研究されており,癌治療,創傷治療,低侵襲止血等に有効であることが報告されている。プラズマを細胞や微生物に照射することで,プラズマ中の活性種が細胞に作用し,細胞が活性化や不活性化するなど,プラズマと生体細胞の現象学的な関連が明らかとなってきているが,詳細なメカニズムは明らかになっていない。本稿では,プラズマ生体相互作用により,プラズマ照射が生体に与える影響を調査するために,モデル生物として用いられる酵母(S. cerevisiae)や大腸菌(Escherichia coli)のプラズマ照射後の変動をDNAマイクロアレイ法を用いて解析したので報告する。