電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-05
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ECRプラズマを用いた表面滅菌
*西川 達也安部 徳仁米須 章林 信哉
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抄録

従来の医療用滅菌法に代わる新たな滅菌法としてプラズマ滅菌法が注目されている。現在までに様々なプラズマを用いた滅菌法が提案されているが、本研究では、電子サイクロトロン共鳴(ECR:Electron Cyclotron Resonance)プラズマを用いた新しいプラズマ滅菌法の開発を行った。ECRプラズマは他のプラズマに比べ電子温度・プラズマ密度が高く、また、共鳴磁場の分布により生成領域を制御することが可能となる。本研究では、従来の方法では生成が困難な狭空間内ECRプラズマを生成し、更にその内表面の滅菌を試みた。その結果、容量20mlのバイアル内にパルス化したプラズマの生成に成功した。更に、芽胞菌106個の滅菌を低温(60~65℃)・短時間(プラズマへの積算暴露時間10sec)で成功した。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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