電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2A-01
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塩霧試験における導電率が漏れ電流に与える影響の検討
*田平 耕成三宅 琢磨迫田 達也阿嘉 良昌安食 富和深野 孝人
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抄録

電気絶縁機器の外被材料にポリマー材料の適用が進められているが、放電現象や環境ストレスによる経年劣化が危惧されている。これまで、著者らはポリマー材料の塩霧試験において、試験規格で示されている最も過酷な条件の導電率でポリマー材料の電気的特性を評価してきた。しかし、実際に適用される環境の導電率はそれほど高くなく、導電率の影響が強すぎるため、汚損したポリマー材料の劣化特性が正しく評価できない問題があった。そのため、実使用環境における余寿命を検討する上で、適切な導電率を設定する必要がある。本報では、ポリマー材料を用いて塩霧試験を行い、導電率が漏れ電流特性に与える影響を明らかにした結果について述べる。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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