主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
交通事故の人的要因の一つとなる居眠り運転を防止するために,自律神経の活動を通して電気的な活動を表す心電図からの心拍変動や機械的な活動を示す脈波情報など個別の生体情報を用いた眠気推定は行われてきたが,心電図と脈波からそれぞれ血液の拍出に関係する時点の差をとって表す脈波伝播時間の情報を用いた眠気推定への有用性の検討は行われていない.そこで本研究では模擬運転環境において心電図と指尖容積脈波から得られた脈波伝播時間情報からパラメータを算出し,主観的な眠気評価アンケートを基にした眠気評価と各パラメータの直接的な相関関係の検討と各眠気評価の段階への可分性の検討を健常な成人男性8名で行った.