電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
セッションID: 13-1A-09
会議情報

ランダム媒質を通過した電磁波の主偏波劣化によって生じる交差偏波成分の平均界
*南部 幸久立居場 光生
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

電磁波が雨や雪などの離散的ランダム媒質を通過する際に生じる交差偏波についてはよく知られているが、乱流などの連続的ランダム媒質では、交差偏波成分が極めて小さいので無視されてきた。しかしながら、この交差偏波成分を定量的に解析できれば、ランダム媒質の電気的特性を計測する技術への応用が期待できる。そこで本稿では、誘電率が不規則かつ連続的に変化するランダム媒質の層を仮定し、この層を通過した電磁波の主偏波劣化によって生じる交差偏波成分を解析し,その平均界を解析的に求める。

著者関連情報
© 2018 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top