主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
デジタル画像の符号化や伝送の際にはノイズの付加は避けられない.一般的に,カラー画像ではRGB成分ごとにメディアンフィルター(MF)で個別に処理するよりも,RGB成分の相関性を考慮したベクトル信号として処理を行うベクトルメディアンフィルター(VMF)が良いとされている.VMFにはベクトル間距離とベクトル間角度による方法がある.角度による方法では、輝度値が大きく異なり明らかにノイズと判断される画素も中間値として選択されてしまい除去されない場合がある、という欠点がある.本研究では,従来手法でのベクトル間角度によるメディアン値を算出をする際にベクトルの大きさを考慮した改良版VMFを提案する.