主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
50 Ωナノ秒パルス電源(NS-PG)は,オゾン生成などで高い処理効率を可能にする.先行研究では,更なる処理性能の向上を目指し,より高い出力電流を有する低インピーダンスNS-PG (12.5 Ω)を開発した.これは同心円状の自爆型スパークギャップスイッチ(SGS)を搭載し,沿面放電を引き起こす為に誘電体壁を中心電極に隣接している.しかし,期待した出力電流が得られず,またトラッキングによるスイッチング電圧の飽和が生じた.従って本研究では,これらの問題を解決する為にSGS構造の改良を行った.SGSの中心電極径の変更及びトラッキングの原因であった誘電体壁を電極から遠ざけることで,従来のNS-PGの4倍の出力電流が得られ,スイッチング電圧の飽和は解消された.