主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
温室効果ガスの主成分である二酸化炭素の排出量は年々増加を続け、深刻な環境問題を引き起こしている。また、不完全燃焼によって発生する一酸化炭素は有毒ガスとして知られているが、その一方で、合成化学原料として有用であると考えられている。本研究では、二酸化炭素をパルス幅5 nsの高電圧で形成されるナノ秒パルス放電により一酸化炭素に変換した。リアクタには同軸円筒電極を使用し、ナノ秒パルス電源からの印加電圧を30、40、50 kVに調整し、パルス繰返し周波数を50~400 ppsに設定した。また、初期二酸化炭素は100 %とし、流量は2、5、10 L/minに制御した。その際、副生成物は検出されなかった。