電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1P-02
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微粒子誘電泳動法を用いたチップ型DNA検出装置における等温遺伝子増幅
*福島 光彦寺野 裕貴稲葉 優文中野 道彦末廣 純也
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抄録

筆者らは、増幅したDNAの迅速・簡便な検出法としてDNAの結合で微粒子の誘電泳動特性が変化することを利用した微粒子誘電泳動DNA検出法を考案した。本研究では、DNAの増幅と検出をワンチップ化するため、RPA(Recombinase Polymerase Amplification)による等温DNA増幅を検討した。スライドガラス上に作製した0.9cm×0.9cm×0.03cmのチャンバーを用いて、反応温度37℃、20分の反応時間でRPAを行ったところ、2.0ngのターゲットDNAから増幅産物を得た。従来法のPCRではDNA増幅に精密な加温冷却制御が必要だが、RPAでは必要なく、装置が大幅に簡略化できる。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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