主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
ジメチルジニトロブタン(DMNBと略される)は爆発物マーカー(探知剤)として使用される揮発性物質である。DMNBの検出は、ガスクロマトグラフィー質量分析等を用いて行われており、オンサイト計測には不向きである。本研究では、短時間で高精度にオンサイト計測可能なガスセンサの開発を目指している。まず,分子インプリントゾルゲル法を用い、作製条件を検討し、テンプレート分子、機能性モノマーおよび架橋剤の種類あるいは量をそれぞれ調整し、DMNB認識膜の作製を試みた。DMNBガス分子を認識膜に吸着させ、ガスクロマトグラフィー質量分析を利用し、認識膜に吸着した目標分子の量を測定し,膜の機能の評価を行った。