主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 72
開催地: 九州工業大学
開催日: 2019/09/27 - 2019/09/28
近年、気象観測や速度計測などに用いられるレーダーで主に利用されている周波数帯は Xバンド(8~12GHz)と呼ばれる帯域である。しかし、高い計測精度が求められる現場では分解能の高いレーダーが必要であり、そのため、内蔵されるアンテナが動作する帯域を、より高い周波数帯域へとシフトさせる必要がある。そこで、本研究では単方向指向性を持ち、Kバンド(18~27GHz)内の 24GHz 帯で動作する単方向スロットアンテナを設計した。単方向化のために、アンテナ裏面にフローティングメタルを配置した。さらに、提案したアンテナを用いて、アレイ化を行った。1x4 アレイアンテナを設計し、試作及び評価を行ったところ、設計値と同様の周波数特性を得ることができた。