電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-05
会議情報

圧力測定フィルムを用いた気中放電の圧力分布測定
*坂井 克成荒岡 信隆高村 紀充水崎 雅之佐々木 佑樹花井 正広
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

風力発電機のブレードへの落雷による貫通被害は、安定した風力発電の実現にとって大きな問題である。しかし、ブレードなどの絶縁物を放電が貫通するメカニズムは未だ解明されておらず、ブレードを貫通させない対策は困難である。これまで我々は貫通要因の一つとして放電の圧力について調査してきた。しかし、圧力値に応じて変色する圧力測定フィルムを用いて気中放電の最大圧力を調査してきたが、その圧力分布が不明であった。本論文では、圧力測定フィルムと銅箔を糊で接着して、波高値600 kVの負極性雷インパルス電圧で気中放電を発生させ、圧力を測定し、より詳細に放電の圧力を調査したので報告する。

著者関連情報
© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top