電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-04
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誘電泳動集積法により作製したCNT-FETガスセンサを用いたNO2検出における電流ヒステリシスの影響
*行部 晃生尾崎 圭祐稲葉 優文中野 道彦末廣 純也
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抄録

現在私たちは電界効果トランジスタ(FET)型カーボンナノチューブセンサをNO2検出に用いているが、CNT-FETには、酸素や水に起因する、電流ヒステリシスが存在する。現在は、センサの初期化時に紫外線照射による吸着分子を脱離した上でゲート電圧変化を負から正の向きに行っているため、吸着ガスによる電流ヒステリシスの影響を考慮していない。本研究では、ゲート電圧掃引を片方向ずつ、また往復測定で行い、閾値の変化などを比較することにより、初期化時の吸着分子の脱離と、現在用いているガスセンサと測定方法はNO2を適切に行えているか評価する。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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