電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2A-09
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熱的鉄損測定法の測定精度検証ならびに校正法の検討
*清末 雅大
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抄録

電気機器の低鉄損化には、電磁界解析を用いたシミュレーションによる最適構造化が有効であるが、電気機器内部の鉄損分布を測定することは困難であった。著者らはサーモグラフィカメラを用いた鉄損分布測定装置を試作し、熱的測定によってモータコア中の鉄損分布の定性的評価を可能にした。熱的測定法においては、対象金属の比熱や比重等の物性値が既知である必要があり、定量的な鉄損評価のためには、標準試料等を用いた比較測定法の確立が望まれる。本報告では、単板磁気試験器を模擬した磁化器により、磁気的測定と熱的測定の測定精度を比較検討した結果を報告する。また、ジュール熱を計測する方法についてもその精度と適用可能性を検証した。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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