電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1A-03
会議情報

インパルス高電圧を用いたエアロゾル中の微生物の凝集および滅菌に関する研究
*柴山 信之介古川 隼士勝木 淳上野 崇寿
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

レジオネラ症はレジオネラ属菌が原因となる細菌感染症であり,適切な処置のない場合では致死率が60~70%と非常に高い.主な感染経路は水のエアロゾル中の菌を人が吸引する飛沫感染であり,塩素や紫外線を用いた従来の殺菌手法での対策が困難である.そのため本研究室では,高電圧を用いたエアロゾルの凝集及び凝集後の液体中における菌の不活化をエアロゾル中の殺菌手法として提案,各試験を行った.E.coli懸濁液をエアロゾル化し直流高電界により凝集を行い,凝集後の菌液中にて菌の不活化が生じていることが示された.またE.coliVREの二種の懸濁液にそれぞれパルス高電界を印加して不活化を行い,菌種による不活化効果の差を確認した.

著者関連情報
© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top