電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1A-05
会議情報

軸部の状態がマンゴー軸腐病防除に与える影響
*多田 陽一朗木之下 俊輔迫田 達也田澤 和俊市川 博章
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

宮崎県は高品質な完熟マンゴー「太陽のたまご」(品種:アーウィン)のブランド化に成功したが,糸状菌を原因菌とした軸腐病が流通,販売過程で発病することでブランドの信頼性が低下することを危惧している。収穫後発病する軸腐病の対策について,ポストハーベストが禁止されている我が国においては,農薬の利用ができない状況にある。著者らは, 誘電体バリア放電をマンゴーの軸部に曝露することで軸腐病の防除を目指している。本報では, 実環境を考慮し, 自然落下を模擬して殺菌処理を行った場合の殺菌効果について検討した。その結果, 従来の試験で自然落下と同様の長さまで枝を剪定した場合と比較して顕著な差がないことを明らかにした。

著者関連情報
© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top