電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-02
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ブロックチェーンのスケーラビリティ問題の改善案
*黒木 謙一小田 謙太郎古屋 保佐藤 豊彦森 邦彦
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抄録

Bitcoinでは,計算機の計算量が一番多い人にブロック作成の権利が与えられる.計算を平等に行う為には,新しく作成されたブロックがネットワークを経由して,皆に同時に共有される必要がある.作成したブロックを皆に共有する為に要する時間を考慮して,Bitcoinでは約10分間の計算時間を要し,ブロックサイズは1MBという制限がある.これがスケーラビリティ問題の本質的な問題で,7取引/s程度の処理で頭打ちとなる.本研究では,ブロックチェーンを複数にし,異なる役割を担わせることでこの問題の解決を試みる.具体的には,一番計算を行った人に一定時間ブロック作成の権利を与え,別のチェーンに記録を行うという仕組みが考えられる.

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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