主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
Bitcoinでは,計算機の計算量が一番多い人にブロック作成の権利が与えられる.計算を平等に行う為には,新しく作成されたブロックがネットワークを経由して,皆に同時に共有される必要がある.作成したブロックを皆に共有する為に要する時間を考慮して,Bitcoinでは約10分間の計算時間を要し,ブロックサイズは1MBという制限がある.これがスケーラビリティ問題の本質的な問題で,7取引/s程度の処理で頭打ちとなる.本研究では,ブロックチェーンを複数にし,異なる役割を担わせることでこの問題の解決を試みる.具体的には,一番計算を行った人に一定時間ブロック作成の権利を与え,別のチェーンに記録を行うという仕組みが考えられる.